報道キャスターとして長年第一線で活躍する膳場貴子さん。その知的な雰囲気と鋭い洞察力で多くの視聴者を魅了していますが、彼女の学歴や経歴には意外な一面があります。今回は、膳場貴子さんの学歴と出身校、そして東大での”理転”という興味深い選択について詳しく見ていきましょう。
膳場貴子の学歴・出身校まとめ
まずは、膳場貴子さんの学歴を簡単にまとめてみましょう。
- 小学校：世田谷区立代沢小学校
- 中学校・高校：女子学院中学校・高等学校
- 大学：東京大学 文科三類入学 → 医学部健康科学・看護学科卒業
膳場貴子は1歳から7歳は西ドイツで過ごした国際派
膳場貴子さんの経歴で特筆すべきは、幼少期の6年半を西ドイツ（現ドイツ）で過ごしたことです。
父親の仕事の関係で、1歳から7歳までをデュッセルドルフで暮らしました。
この海外経験が、彼女の国際感覚や異文化理解の基礎を築いたと言えるでしょう。
幼い頃から異なる文化や言語に触れることで、物事を多角的に見る力が培われたのかもしれません。
女子御三家・女子学院での膳場貴子の学び
帰国後、膳場さんは世田谷区立代沢小学校に通いました。
その後、中学・高校は名門女子学院に進学します。
女子学院は、桜蔭、雙葉と並ぶ「女子御三家」の一つとして知られる名門校です。
女子学院の特徴は、自由闊達な校風と高い学力水準の両立です。
この環境で膳場さんは、学業はもちろん、創作ダンス部での活動を通じて表現力も磨いていったようです。
同級生には漫画家の辛酸なめ子さんや元日本テレビアナウンサーの馬場典子さんがいたことも知られています。
多彩な才能を持つ仲間たちとの交流も、彼女の成長に大きな影響を与えたことでしょう。
東大での”理転”―膳場貴子は文科三類から医学部健康科学・看護学科へ
膳場貴子さんの学歴で最も興味深いのは、東京大学での選択です。
文科三類に入学した後、3年次から医学部健康科学・看護学科に進学する”理転”を果たしました。
東京大学には「進学選択」という制度があり、2年次終了時に専門分野を選択します。
文系学部だけでなく、一部の理系学部にも進学できる仕組みになっています。
健康科学・看護学科（現・健康総合科学科）は、医療、健康、社会を横断的に学ぶ学際的な学科です。
この選択は、後の報道キャリアを考えると非常に理にかなっていたと言えるでしょう。
医療制度や公衆衛生などの知識は、社会問題を扱う上で大きな強みとなったはずです。
膳場貴子の大学時代の多彩な活動―劇団とフェンシング
膳場さんの大学生活は、勉学だけでなく課外活動も充実していました。特に注目すべきは以下の2点です。
- 劇団BISHOPでの活動：舞台経験を通じて、発声や所作を磨きました。
- フェンシング（エペ）の経験：スポーツを通じて身体能力と集中力を鍛えました。
これらの経験は、後のキャスター業務に大いに活かされたと考えられます。
舞台での経験は画面での立ち振る舞いに、フェンシングでの集中力は緊迫した報道現場での冷静さにつながっているのかもしれません。
まとめ
膳場貴子さんの学歴と経歴を振り返ると、以下のような特徴が浮かび上がります。
- 幼少期の海外経験による国際感覚
- 女子学院での自由な学びと表現活動
- 東大での文系から理系への大胆な転身
- 多彩な課外活動を通じた自己表現力の向上
これらの経験が重なり合い、今日の膳場貴子さんを形作っています。彼女の学歴は単なる”肩書”以上の意味を持ち、「何を学び、どう活かすか」という”編集力”こそが重要だということを教えてくれます。
膳場さんの歩みは、進路に悩む学生たちにとっても、大きな示唆を与えてくれるのではないでしょうか？
コメント