劇作家や演出家、俳優、脚本家として幅広く活躍してきた岩松了さん。
独特の存在感を持つ俳優として知っている方も多いのではないでしょうか。
そんな岩松了さんについて調べてみると、大学や高校などの学歴が気になります。
特に東京外国語大学へ進学していたことや、大学を中退して演劇の道へ進んだ経緯にも注目が集まっています。
そこで今回は、岩松了さんの大学・高校などの学歴や出身校、演劇の道へ進んだ学生時代について詳しくまとめました。
岩松了の大学・高校など学歴と出身校

岩松了さんの学歴を調べると、高校は長崎県立川棚高等学校を卒業しています。
高校卒業後は上京し、東京外国語大学外国語学部ロシア語学科へ進学しました。
ただし、東京外国語大学は卒業しておらず、中退しています。
岩松了さんは1952年3月26日、長崎県東彼杵郡川棚町に生まれました。
少年時代から演劇一筋だったわけではなく、小さい頃は野球に夢中だったそうです。
中学生の終わり頃になると文学に関心を持つようになり、「人はなぜ生きているのだろう」といったことについて考えるようになったと振り返っています。
後に人間関係の機微を描く劇作家となった岩松さんですが、学生時代にはすでに人間や生き方への関心が芽生えていたことがうかがえます。
岩松了の高校は長崎県立川棚高校

岩松了さんの出身高校は、地元にある長崎県立川棚高等学校です。
本人の回想によると、当時は進学校へ進む選択肢もあったそうですが、受験体制に対する反発心などから川棚高校を選んだといいます。
ところが入学すると、学校生活を物足りなく感じるようになりました。
高校時代の岩松さんが強く意識するようになったのが「東京」です。
当時は学生運動が盛んな時代で、地方で暮らしていた岩松さんはテレビなどを通じて東京の若者たちの姿を目にしていました。
そこから都会への憧れが強くなり、東京へ行って学生運動に参加したいと考えるようになったそうです。
私立大学へ進学する場合には新聞配達をしながら学ぶことまで考え、早稲田大学の仏文への進学も想定していたといいます。
最終的には国立大学に合格し、高校卒業後に念願だった東京での生活を始めることになりました。
岩松了は東京外国語大学ロシア語学科を中退し演劇の道へ

岩松了さんが進学した大学は、東京外国語大学外国語学部ロシア語学科です。
高校時代から東京に憧れていた岩松さんにとって、大学進学は故郷の長崎から東京へ出る大きな転機となりました。
ところが、東京で実際に学生運動をしている人たちを目にすると、それまで抱いていたイメージとは違ったそうです。
学生運動への熱が冷め、大学での大きな目的を失うことになりました。
そんな大学生活の中で、岩松さんの人生を変える出会いがありました。
同じクラスの学生が演劇部へ入ったことをきっかけに、岩松さん自身も演劇部をのぞいてみることになったのです。
この大学時代の演劇との出会いが、その後の長い演劇人生のスタートになりました。
岩松さんは大学在学中から演劇活動へ軸足を移し、やがて東京外国語大学を中退します。
その後は自由劇場を経て、1970年代後半には劇団東京乾電池に参加しました。
岩松は、長崎県立川棚高校から1浪ののち東京外国語大学ロシア語学科に入学した。実は当時でいう一期校の九州大学にも合格していた。
「うちの家計から言っても九大だったんだけど、どうしても東京に出たかったんです。たぶん、文化の香りに引かれたんじゃないですか。テレビで東大闘争とかを見ていて、都会のやつは進んでいると思ったし。でも、実際に近くで学生運動をやっている人たちを見たらあまりかっこうよくなかった。それで、演劇はちょっと都会的かもと思っていきなり大学の演劇部に入ったんです」
「文学がらみの仕事をしたい」という思いを持ちつつ、岩松は自由劇場の研究生となる。その後、柄本明らが立ち上げた「東京乾電池」に参加し、渋谷ジァン・ジァンなどで公演を重ねていく。
出典:AERA DIGITAL
最初から劇作家を目指していたわけではなく、当初は役者を志していたとされています。
しかし、演劇活動を続ける中で作・演出も手掛けるようになり、1989年には『蒲団と達磨』で第33回岸田國士戯曲賞を受賞しました。
その後は劇作家や演出家だけでなく、脚本家、映画監督、俳優としても幅広く活動しています。
東京外国語大学を卒業することはありませんでしたが、岩松さんにとって大学は生涯の仕事となる演劇に出会った場所だったといえるでしょう。
まとめ
今回は、岩松了さんの大学・高校などの学歴や、演劇の道へ進んだ学生時代について紹介しました。
岩松了さんの出身高校は長崎県立川棚高等学校です。
高校卒業後は東京外国語大学外国語学部ロシア語学科へ進学しましたが、卒業せず中退しています。
高校時代には東京や学生運動に憧れていましたが、上京後にその熱が冷め、偶然のきっかけから大学の演劇部に足を運びました。
その出会いをきっかけに演劇へ深く関わるようになり、大学を中退して本格的に演劇の道へ進んでいます。
長崎の野球少年だった岩松了さんが、大学時代の方向転換を経て演劇を生涯の仕事にしたという経歴は、とても興味深いですね。
了現在の劇作家・演出家・俳優としての岩松了さんにつながる大きな転機は、東京外国語大学で過ごした学生時代にあったことが分かりました。

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