俳優・井浦新さんの妻として知られる山本あいさん。
政治家の娘という背景を持ちながら、夫婦で立ち上げたサステナブルコスメブランド〈Kruhi〉で注目を集めています。
今回は、ベールに包まれていた山本あいさんの素顔や、夫婦で取り組む事業に込められた思いについて詳しく見ていきましょう。
山本あいとは?井浦新の妻の素顔に迫る

山本あいさんは、1984年生まれの一般女性です。大学卒業後は一部上場企業でIR・秘書を務めていました。
井浦新さんとの出会いは、共通の友人との食事の場でした。当時、あいさんが21歳、新さんが31歳。その後、24歳で結婚し、25歳で第一子を出産しています。
現在、夫婦には2人の子どもがいます。
メディアへの露出は控えめですが、近年はインタビューなどで少しずつ素顔が明らかになってきました。
あいさんは、家族の暮らしから得た課題意識をきっかけに、夫婦で会社「Valley and Wind」を立ち上げ、〈Kruhi〉のディレクターを務めています。
政治家の娘としての葛藤と井浦新との結婚への道のり

山本あいさんは、自民党の山本有二衆院議員の次女です。父親は金融担当相や農林水産相などを歴任した政治家として知られています。
この「政治家の娘」という立場が、結婚に際して壁となったという報道もあります。
週刊誌の報道によると、井浦新さんは結婚の承諾を得るために、自身の出演作のDVDやチケットを差し入れるなど、熱意を示したそうです。
政治家の家族は、プライバシー保護や発言の影響に敏感にならざるを得ません。
あいさん自身は芸能人ではない「一般人」ですが、夫が著名俳優であることも相まって、公私の境界を守る配慮が必要だったと推察されます。
こうした背景が、長年にわたる非公開スタンスにつながったのかもしれません。
井浦新夫婦で立ち上げたKruhi:自然と家族への思いが形に

〈Kruhi〉は、2022年にローンチされた「家族発」のナチュラルコスメブランドです。
自然由来成分100%、石油由来成分や合成香料不使用、排水や容器の環境負荷に配慮するなど、サステナビリティを重視しています。
特筆すべきは、デンマークの「グリーン・サロン認証」(Grøn Salon)をアジア/日本で初めて取得したことです。
この認証は、美容室や化粧品の環境・健康への配慮を重視するものです。
ブランドの開発動機には、家族の実体験が反映されています。
特に、息子さんの思春期特有の頭皮トラブルに悩んだ経験が、〈Kruhi〉の開発につながったと語っています。
夫婦で事業を育てる経験は、子育てと相通じるものがあるといいます。
「出会い→結婚生活→プロダクト→子育て」という流れの中で、夫婦の価値観が生活とものづくりの両面で一致していることが伝わってきます。
〈Kruhi〉の特徴として、家族の関わりも注目されています。
ロゴは甥っ子の作品を使用し、サイトの原材料イラストはあいさんのお母様(日本画家)が担当するなど、拡張家族が関わる温かみのある世界観を形成しています。
まとめ
山本あいさんは、政治家の娘という立場と、著名俳優の妻という二つの側面を持ちながら、自身の生き方を模索してきました。
〈Kruhi〉という共同事業を通じて、家族の経験や価値観を社会に還元する形で自己実現を果たしています。
政治家の娘としての慎重さと、俳優の妻としての公共性。一見相反するようでいて、どちらも「言動の影響を自覚し、生活から誠実に語る」という点で接続しています。
あいさんは、メディアで過剰に語らない一方で、語るときは暮らしの具体的な経験に基づいて発信しています。
そこには「立場」ではなく「生活者」としての芯が見えます。
〈Kruhi〉が政治的メッセージに寄らず、暮らしの実感から環境配慮へ導く設計になっているのも、このような背景が説得力の核になっているのでしょう。
今後も、山本あいさんと井浦新さん夫妻の活動に注目が集まることでしょう。
家族の経験を起点に、社会や環境に貢献する取り組みがさらに広がっていくことが期待されます。
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