1975年6月22日生まれの女優・板谷由夏。福岡県北九州市出身で、モデル、女優、キャスターとして幅広く活躍している彼女ですが、その多彩な才能の源泉となった学生時代には、興味深いエピソードが数多く存在します。
本記事では、板谷由夏さんの学歴や学生時代の生活、部活動や転校経験、さらにはご当地ラップ企画「SO.TA.I」への参加まで、彼女の”ベースを作った”時期を詳しく見ていきましょう。
転校が多かった板谷由夏の小学生時代

板谷由夏さんは福岡県北九州市で生まれました。しかし、彼女の幼少期は決して一か所に留まるものではありませんでした。
父親の仕事の都合で、幼稚園から小学校時代にかけて、九州内で複数回の転校を経験しています。
具体的には、小学校入学から卒業前までに5度ほど転校したという情報があります。
板谷さん自身、この経験について次のように語っています:
「転校ばかりしていました。ちょっと馴染むと引っ越しちゃうんです。
そういう意味では私のベースを作ったのはその転校時代なのかなと思います」
この頻繁な環境の変化は、板谷さんに適応力や人間関係を構築する能力を育んだと考えられます。
新しい環境に順応し、友人を作り、また別れを経験するというサイクルを繰り返すことで、人との出会いと別れを早くから経験し、感情を整理する力も培われたのでしょう。
小学校6年生の時点で、ようやく北九州市に”定住”するようになり、その後の学生生活は北九州市を中心に展開されていきます。
板谷由夏の中学・高校時代の剣道部での活動

転校を繰り返した幼少期を経て、板谷さんは北九州市立引野中学校に進学します。中学時代の板谷さんを語る上で欠かせないのが、剣道部での活動です。
中学校では剣道部に所属し、熱心に活動していました。自転車で通学し、火・木・土曜日の稽古、土日の大会前の早朝や放課後の練習にも参加するなど、非常に充実した部活動生活を送っていたようです。
板谷さんは後年、自身のSNSで中学校を訪れた際に「当時は剣道部で、剣道ばかりしていたように思う」と振り返っています。
高校進学後も、板谷さんは剣道部での活動を継続します。九州国際大学付属高校に進学し、ここでも剣道部に所属しました。
この剣道部での経験は、板谷さんに忍耐力、礼節、継続力といった重要な資質を育んだと考えられます。厳しい稽古や礼儀作法の習得は、後の芸能活動における精神的な強さや礼儀正しい態度の基盤となったでしょう。
板谷由夏のモデルとしてのキャリアスタート

高校時代の板谷さんは、剣道部での活動に励む一方で、新たな興味も芽生えていきます。
ファッションやモデルへの関心です。
「モデルをしたい」「ファッションが好き」という自分の志向がこの頃から育っていったようで、高校3年生頃から読者モデル活動を始めたという情報があります。
高校生になると、自分の夢とか見えだして、私は高校1年の時、雑誌のモデルになりたいと思って、もう就職はせんよと、母に断言した(笑)。
出典:朝日新聞
高校卒業後、板谷さんは福岡女学院大学短期大学部へと進学します。
短大在学中には、モデルとしての活動を本格的に開始。
1994年には、ファッション雑誌『PeeWee』の専属モデルに起用されました。
この時期、板谷さんは福岡に拠点を置き、学業とモデル活動の両立を図っていました。
専属モデルとしての活動は、後の芸能活動への重要なステップとなりました。
板谷由夏のSO.TA.Iプロジェクトへの参加

板谷由夏さんの学生時代を語る上で、忘れてはならないのが1995年の音楽企画「SO.TA.I」への参加です。
1995年4月21日、SOUTH END×YUKA (from Fukuoka) 名義でシングル「SO.TA.I」がリリースされました。
これは、EAST END×YURIのヒット曲「DA.YO.NE」の博多弁バージョンという企画でした。
この企画で、板谷さんは女性ラップのパートを担当。鶴屋華丸(当時は鶴屋華丸という名で活動)やおたこぷーも参加し、福岡の地名、名産、方言などを歌詞に取り入れた、当時の博多なまり・地域色を活かした作品となりました。
「SO.TA.I」のオリコンチャート最高順位は41位を記録。学生でモデルだった板谷さんがこの企画に参加したことは、モデルだけでなくエンターテインメント全般に関わるきっかけの一つとなりました。
まとめ
板谷由夏さんの学生時代は、多くの経験と挑戦に満ちていました。
- 幼少期の頻繁な転校経験による適応力の獲得
- 中学・高校時代の剣道部活動を通じた精神力と礼節の習得
- 高校後半から短大時代にかけてのモデル活動の開始
- 「SO.TA.I」プロジェクトへの参加によるエンターテインメント分野への進出
これらの経験が、現在の板谷由夏さんの多才な活躍の基盤となっていることは間違いありません。
モデル、女優、キャスターとして幅広く活躍する彼女の姿には、この充実した学生時代の影響が色濃く表れているのです。
今後も板谷由夏さんの活躍から目が離せません!彼女のさらなる成長と新たな挑戦に、大いに期待したいですね。
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