俳優・井之脇海さんの学歴と出身校について、詳しく見ていきましょう。
子役時代から芸能活動を続けながら、どのような教育を受けてきたのか。
その軌跡を辿ることで、井之脇さんの俳優としての成長が見えてきます。
井之脇海の学歴・出身校とは?

まず、井之脇海さんの学歴を簡潔にまとめると以下のようになります。
- 中学:日出中学校(現・目黒日本大学中学校)※芸能コース
- 高校:日出高等学校(現・目黒日本大学高等学校)芸能コース
- 大学:日本大学芸術学部 映画学科 演技コース(2018年卒)
井之脇さんは1995年11月24日生まれ、神奈川県横須賀市出身です。
所属事務所はユマニテで、9歳から子役として活動を始めました。
井之脇海の子役時代から芸能コースへの進学

井之脇さんが演技を始めたのは9歳のときでした。
最初はテレビの世界への憧れから劇団に入り、まさに”習い事感覚”で子役をしていたそうです。
しかし、12歳で出演した映画『トウキョウソナタ』が大きな転機となります。
この作品で、井之脇さんは新人男優賞(キネマ旬報ベスト・テン)を受賞。
黒沢清監督の現場で、香川照之さんや小泉今日子さんらの芝居を間近で体感したことが、彼の価値観を一変させました。
この経験をきっかけに、井之脇さんは「俳優の仕事」を職業として意識し始めます。
そして、「芸能活動OKな学校に行きたい」と親に直訴し、進路を変更。
同世代の俳優・神木隆之介さんの勧めもあり、芸能コースのある中学校への進学を決めたのです。
井之脇海の日本大学芸術学部での学び

高校卒業後、井之脇さんは日本大学芸術学部 映画学科 演技コースに進学します。
大学では、演技だけでなく撮影・編集など映画づくり全体の基礎を体系的に学んだそうです。
もともと監督コース志望だったという井之脇さん。
受験要件(作品提出)と仕事の両立が難しく演技コースを選択しましたが、その思いは大学生活にも反映されています。
在学中、脚本・監督・出演を手がけた短編を2本制作。
そのうち初監督作『言葉のいらない愛』が2015年カンヌ(マルシェ)に正式出品されるという快挙を成し遂げました。
大学で得た”撮る側”の視点は、俳優としての井之脇さんの幅を広げることにもつながりました。
照明・レンズ・画角など、現場でのコミュニケーションが立体的になったのは、こうした学びの賜物だと言えるでしょう。
井之脇海の俳優としての成長と学業の両立

中学・高校時代、芸能コースで学んだ井之脇さんは、撮影や稽古と学業を両立する環境に身を置きました。
同世代の”仕事の熱量”に嫉妬し、ときに焦りも感じたという彼。
学校へ通う=仕事が少ないように見える、そんな教室の空気も含めて”競争と刺激”の中で育ったのです。
高校時代には、同世代の俳優・染谷将太さんの演技に衝撃を受け、「通学の往復だけで一日最高7本の映画を観るようになった」そうです。
一段マインドが変わったなと思うのは、TBSで三夜連続で放送された「ブラックボード」というドラマ。17歳の頃ですね。そこで染谷将太さんと志田未来さんとずっと三人でお芝居をして、圧倒的敗北感といいますか…年齢が近かったり、同世代だったりの2人のすごさを思い知って。とくに染谷くんの演技にはすごく影響されて、負けてられない悔しいと思って、そこも一つ僕にとっては大きな転機でしたね。
出典:CLASSY
この”自己流の映画学校”が、芸能コースでの学びに重なり、井之脇さんの俳優としての基礎を築いていきました。
大学在学中の4年間は学業優先で仕事をセーブしていたことも特筆すべき点です。
しかし、この期間に培った地力が、卒業後の活躍につながっています。
朝ドラ・大河・民放連ドラと露出が一気に増えた背景には、学業で鍛えた4年間があったのです。
まとめ
井之脇海さんの学歴と出身校を辿ると、彼の俳優としての成長が見えてきます。
9歳で始めた”習い事感覚”の子役から、芸能コースでの学び、そして日本大学芸術学部での専門的な教育。
それぞれの段階で得た経験と知識が、今の井之脇さんを形作っているのです。
学業と芸能活動の両立は決して楽ではなかったでしょう。
しかし、その努力が実を結び、卒業後の活躍につながっています。
今後も、俳優としてさらなる飛躍が期待される井之脇海さん。
彼の演技に込められた深い理解と技術の背景に、この豊かな学びの軌跡があることを、私たちは忘れてはいけないでしょう。
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