今回は、実力派俳優として知られる池松壮亮さんの学歴や出身校、そして意外と知られていない野球少年だった過去についてご紹介します。
池松さんといえば、子役出身でありながら、その演技力で多くの作品で主演を務める実力派俳優として有名ですよね。
しかし、実は子供の頃は俳優よりも野球選手になりたかったという意外な一面があるんです!
今回は、池松壮亮さんの学生時代のエピソードや、俳優としてのキャリアの始まり、そして現在に至るまでの道のりを詳しくお伝えします。
意外な素顔や、努力の軌跡を知ることで、きっと池松さんの魅力をより深く感じられるはずです。
それでは、早速見ていきましょう!
池松壮亮の学歴と野球少年時代

まずは、池松壮亮さんの学歴と、あまり知られていない野球少年時代についてご紹介します。
池松さんは1990年5月16日生まれの福岡県福岡市出身。幼少期から野球に熱中し、将来はプロ野球選手になることを夢見ていたそうです。
池松さんの学歴は以下の通りです。
- 小学校:福岡市立大池小学校
- 中学校:福岡市立野間中学校
- 高校:福岡大学附属大濠高等学校
- 大学:日本大学藝術学部映画学科監督コース
小学生時代から少年野球チームに所属し、センターで1番バッターを務めるほどの実力の持ち主だったんです。
中学でも野球部に所属し、勉強と部活、そして子役の仕事を両立させていました。
高校では、進学校である福岡大学附属大濠高等学校に進学。
ここでも野球への情熱は衰えず、軟式野球部に入部し副キャプテンを務めています。
池松壮亮の子役デビューのきっかけとハリウッド進出

では、野球少年だった池松さんが、どのようにして俳優の道を歩み始めたのでしょうか?
池松さんが芸能界デビューを果たしたのは小学5年生(10歳)の頃。
きっかけは、ミュージカル女優だったお姉さんの影響で、劇団四季のミュージカル『ライオンキング』の子役オーディションを受けたことでした。
実は、人前に出るのが苦手だった池松さん。
しかし、両親に「合格したら野球カードを買ってあげる」と言われ、その一言につられて挑戦したそうです。
で、300円の野球カードにつられてしまって。“分かった行ってくる。絶対買ってよ”って行ったのが始まりでした。
出典:スポニチ
結果は見事合格!ヤングシンバ役に抜擢され、初舞台を踏みました。
この舞台出演を機に、姉と同じ劇団ひまわり系列の事務所に所属して本格的に子役活動をスタートさせたのです。
そして、池松さんの俳優としての大きな転機となったのが、2003年のハリウッド映画『ラスト サムライ』への出演でした。
当時12歳だった池松さんは、トム・クルーズ演じる主人公と心を通わせる侍の息子「飛源(ひげん)」役に大抜擢されました。
この映画が池松さんにとって初の映画出演となり、その演技は各方面で高く評価されます。
なんと、第30回サターン賞では最優秀若手俳優賞にノミネートされる快挙も果たしました。
池松壮亮の学業と俳優活動の両立ぶり

子役として順調にキャリアを積む一方で、池松さんは学業もおろそかにしませんでした。
小学校から高校までずっと野球部に所属し、仕事との両立に励んでいたのです。
学校が終われば撮影や舞台の練習に向かい、週末は試合や稽古…という忙しい学生時代を送っていましたが、「野球のおかげで体力と精神力が鍛えられた」と語っています。
高校では前述の通り硬式ではなく軟式野球部を選び、副キャプテンとしてチームをまとめました。
周囲の友人も池松さんの状況を理解し協力してくれたようで、「クラスメイトがノートを見せてくれて助かった」なんてエピソードもあったそうですよ。
俳優業が多忙な中でも大学進学を決めた池松さん。
2009年に日本大学芸術学部に入学しましたが、在学中はやはり仕事が優先になりがちだったとか。実際、ご本人も「大学にはあまり通えなかった」と認めています。
それでも休学や留年することなくストレートで卒業できたのは、本当に努力の賜物でしょう。
日大芸術学部の教授によれば、「池松はプロの俳優として活動しながら、ある時は仕事をセーブして、ギリギリ泳いできた(何とか乗り切った)」とのこと。
忙しい芸能生活と勉強を両立するために、時にはお仕事をセーブ(調整)する決断もしていたようです。
大学での学びと卒業後の俳優人生

池松さんが日大芸術学部で「演技コースではなく監督コース」を専攻していたのはご存知でしたか?
実はこれには池松さんなりの明確な理由がありました。
本人いわく、「演じるというものは人に教えてもらうものではない」という考えがあったそうです。
演技のテクニック云々ではなく、自分なりの理想を追求したいという思いが強かったため、あえて演技を学ぶ場ではなく映画監督について学ぶ場として大学を選んだとのこと。
大学在学中の池松さんは自ら映画製作にも取り組みました。
卒業制作では自主映画『灯(あかり)』を完成させ、この作品は教授陣からも高い評価を受け、東京・下北沢のミニシアター「トリウッド」で上映されるほどの出来映えでした。
2013年に大学を卒業した池松さんは、以降は役者一本に専念します。卒業後は次々と話題作に出演し、日本を代表する若手俳優へと成長していきました。
しかし忙しい中でも母校との縁を大切にしており、後輩たちへのエールも欠かしません。
例えば2022年に日大芸術学部創設100周年の記念映像企画があった際には、池松さんがその短編映像の主演を務め、完成披露試写会のトークイベントにも駆け付けています。
さらに2024年には、新作映画のキャンペーンで再び日藝(江古田キャンパス)を訪れ、在校生とのトークイベントを開催しました。
イベントの最後には後輩たちに向けて「これまでのルールに縛られることなく、新しい時代を作ってください。僕も皆さんと仕事ができる日を楽しみにしています」とエールを送りました。
まとめ
いかがでしたか?池松壮亮さんの学歴や、意外な野球少年時代のエピソードをご紹介しました。
子供の頃に野球少年だった池松壮亮さんが、ひょんなことからミュージカルでデビューし、ハリウッド映画で一躍脚光を浴びる――まるでドラマのような経歴ですが、その裏にはご本人の努力と情熱がありました。
学生生活では勉強と俳優業を両立し、大学では演技ではなく映画制作を学ぶ道を選ぶというストイックさ。
卒業後も母校との交流を大事にしつつ、「自分の信じる芸術」を追求し続ける姿はとても素敵ですよね。
テレビや映画で見せる存在感はもちろん、そうしたバックグラウンドを知ると、池松さんの演技をさらに深く味わえるような気がします。
これからも国内外の作品でますます活躍してくれることでしょう。今後の池松壮亮さんからも目が離せません!
コメント