高橋文哉さんは、仮面ライダーゼロワンの主演を務めるなど、若手俳優として注目を集めています。
しかし、彼の背景には意外な学歴や生い立ちがあります。
高校時代まではフランス料理のシェフを目指し、母子家庭で育ちながら料理の道を志していたのです。
この記事では、高橋文哉さんの学生時代のエピソードと、料理人志望から俳優へと転身するまでの経緯、さらには家族との心温まる物語をご紹介します。
高橋文哉の学歴と出身校

高橋文哉さんの学歴を簡単にまとめると以下のようになります。
- 出身地:埼玉県春日部市
- 小学校:春日部市立桜川小学校(情報あり)
- 中学校:春日部市立豊野中学校
- 高校:野田鎌田学園高等専修学校(調理高等科)
高橋さんは幼少期から活発な性格で、小学生の頃にはバレーボールに熱中していました。
また、家では料理上手なお母さんの手伝いをして、一緒に料理を作ることもあったそうです。
小学生の時、母をちょこちょこ手伝っていて。小4の時、母の誕生日の時に初めて一からハンバーグを作ってあげたんですよ。ちょっと焦げちゃったんですけど、母がおいしいって言ってくれて。その喜びがあって、いろいろやりたいことなんだろうって思った時に料理しかないと思って
出典:スポニチ
中学3年生で進路を考えた際、自身の得意なことは「バレーボール」と「料理」の二つだと気づきます。
悩んだ末に料理を本格的に学ぶ道を選び、千葉県にある野田鎌田学園高等専修学校(調理高等科)に進学しました。
この学校は、3年間で高校卒業資格と調理師免許の両方を取得できる厚生労働省認定の調理師養成施設です。
高橋さんは2019年3月に同校を卒業し、見事調理師免許を取得しています。
高校時代の料理人志望エピソード

高橋さんが料理人になりたいと思うようになったのは、小学4年生の時の経験がきっかけでした。
お母さんの誕生日に初めて手作りのハンバーグを振る舞ったところ、少し焦げてしまったにもかかわらず「おいしい、ありがとう!」と笑顔で食べてくれたのです。
この時、「料理で人を幸せにできる」と強く実感し、料理を作ることが大好きになりました。
高校では和食・中華・洋食と一通りの料理を学びましたが、中でも高橋さんが惹かれたのはフレンチ(フランス料理)でした。
「学校では和食など一通り学んだのですが、フレンチは料理を作っている人も料理そのものもカッコよかったんですよね」と振り返っています。
高校2年生の時には、夏休みを利用して1ヶ月間の泊まり込み研修を経験しました。
長野県の「レストランハミーズ軽井沢」に赴き、住み込みで厨房とホールの両方を任せてもらったといいます。
この経験を通じて、「将来はこんな風に自分の店を持ちたい」と思うようになったそうです。
料理人から俳優への高橋文哉の転身

高橋さんの人生の転機となったのは、高校2年生だった2017年に友人に勧められて参加した「男子高生ミスターコン2017」でした。
半年に及ぶ審査を経て、同年12月に見事グランプリを獲得します。
グランプリ受賞が決まった瞬間、「俺は芸能界に行って絶対に成功する!」と心に決めたそうです。
料理人の夢と芸能界、二つの道の間で実際かなり悩んだとも明かしています。
「正直すごく悩みました。でも、料理は役者をしながらでも趣味で続けられるけど、役者は片手間ではできない。それなら芸能界でやってみたいって思ったんです」と当時の決断を振り返っています。
2019年3月に高校を卒業し調理師免許を取得した直後、令和初の仮面ライダーシリーズ『仮面ライダーゼロワン』の主演に大抜擢されました。
調理の道から一転、ヒーロー俳優としてデビューを果たしたのです。
母子家庭で育った家族背景

高橋さんは5人家族の末っ子として生まれました。
家族構成は両親と8歳上の長男、6歳上の次男、そして高橋さんの三兄弟です。
しかし、高橋さんが中学1年生の頃の2014年に両親は離婚し、それ以降は母親と兄2人の4人家族で育ちました。
お父さんが家を出た後、年の離れた2人の兄がお父さん代わりとなって家族を支えてくれたといいます。
お母さんは離婚後、生計を立てるために飲食店を経営し始めました。
高橋さんが中学生になる頃には、昼間は自身のお店(お弁当屋さん「おかんのごはん でぶや」)を切り盛りし、夜は大型ショッピングセンターでパート勤務を掛け持ちするほど精力的に働いていたそうです。
高橋さんは「僕にとってのヒーローは母です」と語るほどお母さんを尊敬しています。
母親が忙しく働く姿を見て育ったこともあって、「寝ている母の姿をほとんど見たことがなかった」と振り返り、「料理を好きになったのも、そんなお母さんの姿に影響を受けたから」だと話しています。
まとめ
高橋文哉さんの学歴や経歴を振り返ると、料理人を志して調理師免許まで取得した高校時代と、母子家庭で育った経験が、今の彼の人柄や活躍に大きく影響を与えていることが分かります。
幼い頃に感じた「料理で人を笑顔にしたい」という純粋な思いは、形は違えど俳優業にも通じ、創造性やサービス精神として生きています。
また、苦労しながらも愛情いっぱいに育ててくれた家族のおかげで培った芯の強さと優しさが、高橋さんの魅力となって表れているのでしょう。
今後も俳優として躍進を続ける高橋文哉さんですが、いつかテレビや映画の中でシェフ役を演じて、腕前を披露してくれる日が来るかもしれませんね。
それもまた楽しみに、これからの活躍を応援したいと思います!
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