【時系列で解説】水上恒司 改名理由と事務所トラブル、その後の快進撃とは?

2023年から2024年にかけて、朝ドラ『ブギウギ』や映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で一気にブレイクした俳優・水上恒司さん。

しかし、少し前まで「岡田健史」という名前で活動していたことを覚えている方も多いのではないでしょうか?

「なぜ改名したの?」「事務所とトラブルがあったって本当?」と気になっている方も多いはずです。

この記事では、水上恒司さんの改名理由から事務所トラブルの真相、そして改名後の快進撃まで、時系列でわかりやすく解説していきます!

目次

水上恒司が改名した理由は?事務所トラブルの真相

出典:シネマトゥデイ

水上恒司さんが「岡田健史」から本名の「水上恒司」に改名した背景には、前事務所とのトラブルがありました。

2021年、水上さんは所属していたスパイスパワー(スウィートパワー男性部門)に対して契約解除を求めて裁判を起こしています。

報道によると、デビュー後約1年半は給与ゼロで、その後も手取りは月15万円ほどだったとされています。

さらに、事務所借り上げの寮で社長宅のすぐそばに住み、常に行動を把握されているような生活環境だったことも明らかになりました。

裁判は2021年8月に和解が成立し、2023年3月末の契約満了まで所属を続け、更新しないことで決着しました。

しかし実際には、2022年8月31日に専属契約を予定より半年前倒しで終了することが発表されています。

改名の最も大きな理由は、「岡田健史」という芸名の権利が事務所側にあったことです。

退所後は芸名を使用することができなくなったため、本名での活動を余儀なくされました。

さらに、「岡田」という姓は前事務所の社長・岡田直弓さんの名字から取られたものでした。

事務所への不信感が募る中で、社長の名字を名乗り続けることへの心理的な抵抗も改名の大きな理由だったと考えられています。

水上さん自身は改名について「心機一転、ゼロからじゃなくマイナスからのスタートだと思っている」と語っており、本名で自分らしく再スタートしたいという強い意志が感じられます。

事務所との契約終了後は、本名で勝負し、どこにも所属せずフリーランスとして活動するようになった水上。このときの心境についてインタビューで「見切り発車感はありましたが、何の保証もない中で謎に自信だけはあって活動した1年でした」と振り返っている(「THE CHANGE」10月19日配信)。また「岡田健史時代に積み上げてきたことが今にもつながっていて、僕を支えてくれる仲間をはじめ、多くの人に恵まれたと実感しています」とも。事務所とのいざこざこそあったものの、水上の実力は業界内から高く評価されていたようだ。

出典:AERA DIGITAL

岡田健史から水上恒司へ!改名までの時系列まとめ

出典:スポニチ

水上恒司さんの改名までの流れを時系列で整理していきましょう。

2018年10月、TBSドラマ『中学聖日記』で「岡田健史」として俳優デビューを果たしました。

有村架純さん演じる主人公の相手役・黒岩晶を演じ、ドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞するなど一気に注目を浴びます。

2020年には映画4本が公開され、ドラマ『MIU404』などの話題作にも出演し、順調にキャリアを積んでいきました。

しかし2021年春頃、前事務所への契約解除を求めて裁判を起こしたことが表面化します。

2021年8月31日に裁判は和解に至り、「2023年3月末で契約満了・更新せず」という形で決着しました。

その後も俳優活動は続け、2022年5月には映画『死刑にいたる病』でW主演を務めるなど、高い評価を受けています。

そして2022年8月31日、専属契約を予定より半年前倒しで終了することが発表されました。

翌日の2022年9月1日、水上さんは自身のインスタグラムで本名の「水上恒司」として活動していくことを報告しています。

2022年9月以降は合同会社HAKUと業務提携し、新体制での活動をスタートさせました。

ちなみに水上さんは福岡県出身で、高校まではガチの野球少年でした。

長崎県の創成館高校へ野球特待生として進学し、捕手として副キャプテンも務めています。

野球部引退後、演劇部の顧問に誘われて出演した舞台『髪を梳かす八月』で特攻隊員役を演じたことが転機となり、俳優の道へ進むことを決意したそうです。

改名後の水上恒司の活躍!朝ドラや映画で大ブレイク

出典:ザテレビジョン

改名後の水上恒司さんは、まさに「第二のブレイク」を迎えています。

2023年度後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』では、ヒロイン・趣里さん演じるスズ子の最愛の人・愛助を演じ、大きな話題になりました。

戦後の激動期を生きるヒロインを支える優しい青年でありながら、病弱で儚さも抱えた人物像を丁寧に演じきり、多くの視聴者の心を掴みました。

フジテレビ月9ドラマ『真夏のシンデレラ』では、ライフセーバー兼小児科医という役どころで、大人っぽくミステリアスな存在感を放っています。

映画でも大きな成功を収めています。

戦時中にタイムスリップした女子高生と特攻隊員の青年の恋を描いた映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』では、特攻隊員・佐久間彰役で主演を務めました。

この作品は若い世代を中心に大ヒットとなり、2024年の日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞しています。

朝ドラと映画のヒットが重なったことで、かつての「岡田健史ブーム」を超える形で、「水上恒司」としての知名度と評価が一気に跳ね上がりました。

そのほかにも、映画『OUT』や青春×ミステリーのドラマ『シナントロープ』、映画『火喰鳥を、喰う』、『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』主演など、次々と話題作に出演しています。

デビュー当時から続く「作品の核となるポジションを任される」という流れは、改名後の今も変わっていません。

まとめ

水上恒司さんの改名理由は、事務所トラブルによる芸名の権利問題と、社長の名字から取られた芸名への心理的な抵抗、そして本名で心機一転スタートしたいという強い意志がありました。

「マイナスからのスタート」と本人が語るほど厳しい状況からの再出発でしたが、朝ドラ『ブギウギ』や映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の大ヒットにより、見事に「第二のブレイク」を果たしています。

改名を経て、本名の「水上恒司」として俳優としての芯を取り戻し、さらなる飛躍を遂げている彼の今後の活躍が楽しみですね!

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