EXILEのボーカリストとして知られるATSUSHIさんが2023年春から長期休養に入り、ファンを心配させていました。
休養の理由として明かされた一酸化炭素中毒の疑いやライム病、そして復活までの道のりを時系列で詳しく解説していきます。
ATSUSHIさんの健康状態や復帰への歩みを、事実に基づいてお伝えしていきましょう。
EXILE ATSUSHIの休養発表と一酸化炭素中毒疑い

ATSUSHIさんの休養は、2023年3月中旬に始まりました。
きっかけは、関係者との会食後に感じた体調不良でした。
詳細な検査の結果、「一酸化炭素中毒の疑いからくる体調不良」と判断されたのです。
この診断を受け、ATSUSHIさんは医師の指導のもと療養に専念することを決意しました。
その結果、2023年4月末から6月初旬にかけて予定されていたソロツアー「EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2023 “Heart to Heart” Season 2」の一部公演が延期・中止となりました。
一酸化炭素中毒は、その症状が長引くことがあります。
頭痛や吐き気、倦怠感といった初期症状に加え、自律神経症状やめまいが長期間続く可能性があるのです。
特に、ステージ上でパフォーマンスを行うアーティストにとっては、慎重な回復プロセスが必要となります。
ライム病とメニエール病の告白

ATSUSHIさんの健康問題は、一酸化炭素中毒の疑いだけではありませんでした。
休養中の2023年9月27日、ATSUSHIさんは自身のInstagramライブで衝撃の告白をします。
検査の結果、「ライム病」や「ピロリ菌」への感染が判明したのです。
ATSUSHIさんは3月の会食後に不調を感じ、一酸化炭素中毒の疑いからくる体調不良で休養中。配信では後遺症として、めまい、吐き気、頭痛に悩まされ、メニエール病も誘発していたことを語った。
その後、クリニックで複数の検査を受けたところ「ライム病」や「ピロリ菌」などに感染していたことが判明。体調不良の原因となっている可能性があることがわかったという。
「体調の波がすごいあって。気分で言っているわけではなくて、本当にやるぞって覚悟を決めているのに体調が落ちてしまうことが何度もあって…」(ATSUSHIさん)
出典:FNNプライムオンライン
さらに、一酸化炭素中毒を契機として「メニエール病を誘発した」ことも明かしました。
めまいや吐き気、頭痛などの症状が続いていたことも言及されています。
ライム病は、マダニが媒介するボレリア属細菌による感染症です。
初期症状として移動性紅斑、発熱、筋肉痛などが現れ、進行すると神経・関節・心臓など多臓器に影響を及ぼすことがあります。
治療には抗菌薬が用いられますが、寛解と再燃を繰り返すケースもあり、完治までに時間がかかることがあります。
復活宣言と活動再開への道のり

長期にわたる休養を経て、ATSUSHIさんの回復の兆しが見え始めたのは2024年9月のことでした。
2024年9月27日、ATSUSHIさんはSNSで「復活宣言」を行いました。
この宣言で、ATSUSHIさんは以下のことを報告しています:
- 服薬なしでも日常生活を送れる段階に回復したこと
- ライム病については「とりあえず今のところは寛解」の状態であること
この報告は、長く続いた体調不良のトンネルを抜けつつあるという実感をファンと共有する重要な瞬間となりました。
そして2025年春、ATSUSHIさんは本格的な活動再開を果たします。
休養で中断していた”Heart to Heart”ツアーの復活公演がスタートしたのです。
さいたまスーパーアリーナを皮切りに各地で公演が行われ、2022年12月21日の東京ドーム公演以来、実に843日ぶりの本格的ライブとなりました。
ATSUSHIさんは、この復活公演について「失うものは何もない」という心境で舞台に立ったと語っています。
また、活動休止から復活までの舞台裏を収めたパッケージの発売も発表され、ファンの期待を高めています。
まとめ
EXILE ATSUSHIさんの休養から復活までの道のりを時系列でまとめると、以下のようになります。
- 2023年3月:一酸化炭素中毒の疑いによる体調不良で休養開始
- 2023年9月:ライム病やピロリ菌感染、メニエール病の誘発を公表
- 2024年9月:「復活宣言」で回復の兆しを報告
- 2025年春:843日ぶりの本格ライブでツアー再開
ATSUSHIさんの休養は、一酸化炭素中毒の疑いを起点に、複数の健康問題が重なった結果でした。
長期にわたる療養を経て、段階的に活動を再開し、ファンの前に戻ってきたATSUSHIさん。
今後の活動にも注目が集まっています。健康に留意しながら、さらなる活躍を見せてくれることでしょう。
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